川越みほさんは、本日令和3年10月1日より芸能事務所「アイミーマイン」より新人声優としてデビューしました。
今後の活動を応援するコラムを掲載いたします!
子どもの頃の夢はもちろん声優。ではなく…
声優を目指す方の多くは、幼少期から見ていたアニメに感化されて声優の専門学校などへ進学をする場合が多いのですが、川越さんはそうではないようです。
川越さんの小さい頃からの夢は薬剤師でした。
川越さんの祖父は、川越さんの幼少期に多くの薬を服用していたといい、それを横で見ていた川越さんは、祖父のサポートが出来る職業は無いかと幼いながら考えていたといいます。
そこで両親などから薬剤師という職業を紹介されると、川越さんは薬剤師という職業を夢見るようになったのです。
中学三年生までは他の人の夢や他の職業には目もくれず、薬剤師になる事の一択。
あえて文理選択が高校1年生にある私立高校に進学してまで、理系の勉強を進めることとなります。
ただ、この高校に進学した時に転機が訪れます。
高校入学後、吹奏楽部に入部すると、学内学外を問わず様々な場で演奏をする機会に恵まれました。
そこで、人を楽しませることへの快感を覚えたのです。
薬剤師なんてどうでもよくなり、人を楽しませることができる職業に憧れを抱くようになります。
そこで、好きだったテーマパークに働くことを夢見るようになったのです。
そして専門学校卒業後は大阪市内にある某テーマパークに就職。ゲストがアトラクションを体験する前に行うプレショー等にも出演し、役になりきった演出をサポートするのでした。
引っ込み思案だった川越さんですが、吹奏楽部に入部したことで人前で何かをする事への抵抗がなくなり、またテーマパークでの勤務は現在の活動をより押してくれる経験になっているのです。
テーマパークから声優の道へ。それを邪魔するコロナ禍の襲来
テーマパークの専門学校に通っていた川越さんは、授業内であったお芝居の授業で舞台の楽しさを感じ、抽象的に芸能界へのあこがれを抱きます。
その後4年以上大阪市内にある某テーマパークで勤務を続けますが、少しずつ芸能の世界への想いが大きくなっていきました。
そして勤務していたテーマパークを退職し東京へ引っ越しをします。
芸能事務所に付属されている養成所に入所、現実的に芸能への道を歩みだす事となりました。
ただ、縁に恵まれない中でコロナ禍に突入してしまいました。
通常、新人声優は台詞のない「ガヤ」「雑踏」の役等をすることでベテラン声優さん等を間近に見ながらスキルを磨いていくものです。
しかし、収録中のソーシャルディスタンス確保やコロナ不況などの観点から、それらの役が削減され、新人が芸能の仕事で活躍する場が失われてしまっているのです。
養成所のレッスンもオンライン授業に変更され、タイムラグや同時発声の練習が難しいなど決して満足できるわけではありませんでした。
なかなか日の目を浴びない辛い日々を過ごしながら、少しずつ自分のやりたい仕事は何かを考えて具体的にしていきました。
多岐にわたる活動をこれからは!
様々な御縁が繋がり、現在の事務所からデビューをする川越さん。事務所の社長さんは川越さんの“何か”に惹かれたのか、会うたびに声をかけてくれたと言います。
今後はアニメの主役や洋画の吹き替え等、多くの声優としての業務をやってみたいと考えているといい、今後の活躍が期待されます。
趣味は写真や御朱印の収集で、コロナ禍ではありますが可能な範囲で行っているそうです。
大阪出身の川越さんが東京でどうふるまうのか。今後の成長を見守りたいと思います。
梨田いづみ
大阪府出身。MCやコミュニティFMのラジオパーソナリティを務める傍ら、舞台女優としても活動する。
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