嶋津菜摘さんの基本情報
地元の香川県を拠点に活動するタレント、MC。17歳でアイドル活動を始めるもその後芸能界を引退し一般就職。夢を諦めきれずに芸能界に復帰すると2018年に「香川おさかな大使」に任命、2019年は「ミスアースジャパン香川大会」で2位を収めるなど、今後の活躍に期待がかかっている。
憧れの「アイドル」を自ら作り上げる?
芸能界に入ったのは17歳の時。
嶋津さんが中学生であった時は「AKB48」が大ブレイクしていた時で、習い事としてダンスをしていた嶋津さんは漠然とアイドルへのあこがれを抱き始めます。実際にAKB48のオーディションを受けるなど積極的に活動を行いますが、惜しくもAKB48への加入は叶わず、香川のタレント事務所に所属します。
夢を捨てきることができなかった嶋津さんは、なんと「アイドル活動がしたい!」と自ら事務所に懇願。メンバーを自ら探し、コンセプト等の提案をしながら理想のアイドル像を現実に作り上げるという事を行いました。
実際に2年間にわたり2人組アイドルとして香川を中心とした活動を行います。「〇〇といったイベントに出たい」「オリジナルソングを作りたい」というアイドルとしての夢を自身で現実のものにしていったのです。
嶋津さんはこれらのことを弱冠17歳の頃に行いました。17歳と言えばまだまだ視野も狭く自身を取り巻く大人の数もバリエーションも少ないものです。思春期ということもあり、「急にアイドルになった普通の高校生」への視線を気にすることが多かったと言います。決して「クラスのマドンナ」といった存在ではなかったので、様々な事を言われる日々に苦悩もしました。
また、「仕事」としてのアイドルは、多くの大人が関与する中での活動であり、自身の頭の中にはない立ち位置の大人が自分のために関わっていただけるという事への刺激はとても大きかったと話します。
ただ、優しいファンの方に囲まれて活動を行う中で、自身の追い求めていたアイドル像に近づいていくことへの実感は多いに活動を加速させる原動力となり、長期に渡り活動を行うと次第に高校内でも理解が広がっていったと言います。
芸能⇒社会人⇒芸能界
2人組アイドルとして活動していましたが、オリジナル曲のCD化に成功し、メンバーそれぞれが進学や就職を行うとなったタイミングで解散を決定。次のステップに進むこととなりました。嶋津さんは3年間OLとして一般企業に勤務します。2年間アイドルとして活動してきたことで違う格好で人前に立つという事を経験したいという気持ちが大きくなったのです。
嶋津さんはその後芸能界に復帰。次に活動を行うならば地元の香川で活躍できるMCやリポーターとして活躍したいと考えるようになります。実際に大阪や東京といった都心部で活躍をするという選択やそのチャンスは幾度となくあったと言いますが、あくまで自身の芸能活動における原動力は「地元のために何かしたい」ということであり、地元に貢献できる活動でないと意味がない。
そう考えて現在も香川を中心に活動をされています。
おさかな大使にミスアースジャパン
2018年には厳しい選抜を勝ち抜いて「香川おさかな大使」に任命され1年間活動されています。これは豊富な水産資源を誇る瀬戸内海の海の幸をPRする事を目的に、試食会や各種イベントで水産物をアピールするためのものです。
任命された年は、大阪、東京などの都心部をはじめ全国各地を飛び回りPRに尽力されました。丁度、東京に豊洲市場がオープンした年でもあり、一般の方が普段は入れないような裏側の所にも足を踏み入れる事もあったと言います。
嶋津菜摘さんは香川の推し水産魚として「オリーブはまち」を紹介されており、
オリーブの葉を餌に養殖されたハマチで、臭みのない綺麗な色を生み出す事ができたブランド魚です。オリーブの効果で腐りにくく日にちが経っても味が衰えない事が特徴です。旬は冬で、季節限定の販売となっており都心部の百貨店でも発売されています。
また、2019年にはミスアースジャパン香川大会で2位(ミスエアー)という成績を残しており、157㎝という決して高くない身長の嶋津さんは、他の出場者に見劣りしないよう筋トレを行ったり、規定としてある10cmを超えるヒール靴を履いて歩く練習を行ったりするなど努力を重ねました。
当時は芸能に再起した当初であったため、スタートダッシュを切るよいチャンスとして捉えて努力を続けたと言います。
嶋津さんはこの経験を語るときの笑顔がとても素晴らしく、自身が努力によってつかめた経験が嶋津さんの活動の糧になっているということが伝わってきました。
今後の活動は?
ZOOMインタビュー中の嶋津さん(左) インタビュアー:梨田いづみ(右)
今後は地元の香川で愛されるようなMCやタレント活動を行っていきたいと話す嶋津さん。
少しの情報でぐっと自身の情報を聞きだしてくれるMCさんはとても魅力的な職業だと言います。アイドル時代にはMCさんの応援で助けられたイベントが多々あったことから、いい所を引き出す能力は尊敬に値するといい、それが憧れとなったのです。
映像作品や舞台では自身の本質と違う役に興味があると言い、例えば笑わない役であったり、悪役、いじわるな役を演じてみたいのだそうです。またクラシックバレエやジャズダンスを特技として挙げており、近年増えているダンスを必要とする映像コマーシャルの出演も期待が持てます。
憧れのMCへの道として独学でラジオのパーソナリティを演じてみたり、イメージを膨らませてみたりと様々な考えがぽつぽつと浮かんできているのだそうです。
~編集後記~
話せば話すほど夢が膨らんできており、このコロナ禍であってもできる事や無限大に広がっているという考え方には脱帽させられました。タイトルの「努力して夢を叶える」という文言は嶋津さんの専売特許なんじゃないかと思いながらインタビューを聴いていました。これは決して簡単なことではありません。夢は必ずかなうとよく言いますがそれには不断の努力が必要です。嶋津さんはこの努力を自然と行える強い信念をお持ちの方なのだと伝わってきました。
感染症流行の社会情勢を鑑み、ZOOMを利用したオンラインインタビューを行いました。
インタビュアー:梨田いづみ
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R.S.キーボー (土曜日, 19 6月 2021 23:09)
【訂正】
菜摘さんがミス・アースジャパン香川大会に出場されたのは
(誤)2019年
(正)2020年
です。