MCにラジオDJ　"にこいちマルチタレント" に迫る!!「しょこたま」

　もともと同じ事務所に所属する2人。はじめはただの「同期の子」だったのですが、事務所が行ったニコニコ生放送で行った企画で、インタビューを裏方の人間無しに自分たちだけで行うというものがありました。この企画が良い経験になったことを踏まえ、その内容を踏まえたYouTubeチャンネル「しょこたま京都ぶらり旅」を開始します。

　現在も企画・撮影・編集を2人のみで行っており、芸能活動に生かす事ができるような練習や反省になるのだそうです。例えば、あえて台本を必要とする所以外は準備せずにフリートークで魅力を発信してみたり、自身で編集する際には過去の自分に対して、「こういえば良かった」「長い」「短い」「ここが抑えられていない」といった様々な反省があると言います。

　撮影はアポイントメント無しの突撃訪問スタイルで、旅行雑誌等には掲載されていないような京都の穴場スポットが掲載されている事もあり、その情報価値は計り知れません。

またその撮影の際は一切の乗り物には乗らないという徹底ぶり。歴史の街京都で乗り物に乗ってしまえばその道のりにある素晴らしい風景を見過ごしてしまいかねないのだからだそうです。

　決して今は再生回数が多いわけでは無いですが、自身にとってプラスとなっているという体験から、長い年月継続して活動をされています。今後は神社仏閣やカフェ等に限らず、伝統工芸やモノづくり産業を紹介する動画を撮影していきたいと考えています。

　京都は歴史背景や遺産認定等の観点から、自由に撮影して投稿する事の出来る場所が限られており、自らアポイントメントや撮影許可、企画書の作成も行う事があるといい、ただのタレントの枠を超えた活動が彼女たちの魅力です。

　佐々木さんはアニメが好きで見ていた所から声優を目指して専門学校に入学します。　学生の時にアルバイトとして行ったキャラクターショーのMCに共鳴。「私の仕事はこれだ！」と気づき、現在の芸能事務所に所属します。

　現在はキャラクターショーなどのMC業や、京都のFMラジオ局でのパーソナリティ等の活動が中心ということですが、コロナ禍ということもありキャラクターショーは久しく行っていないのだそうです。

　佐々木さんがパーソナリティを務めるラジオ局は演歌や歌謡曲専門のラジオ局というなかなかコアな需要を拾い上げており、佐々木さんも演歌の魅力を世に広めるべく活動されています。演歌はストレートに気持ちを込め、心情を風景に例える歌詞は若い方にも十分魅力的に聞こえるのだといい、最近はパーソナリティをしながら演歌の魅力を理解していったのだそうです。

玉井さんは専門学校在学中に行ったイベントMCで、自身が不完全燃焼と思えるようなことしかできなかったのを悔しく思い、現在の事務所でより良いMCとなれるようにと所属したのがきっかけでした。

　現在はラジオでのお仕事がメインということでFM大阪でヘットラインニュースや、FMちゃおでは製作にも携わっており、自身の番組もお持ちです。ラジオのニュースは番組内に差し込む形式で放送されるため、1秒単位で時間が決まっており、声だけで初めて聴く情報となる台詞を的確にわかりやすく伝える必要があるのでとても難しい業務の一つです。これは今回のインタビュアーである梨田さんも認めてるほどで、それをレギュラーで任されるの玉井さんが持つ技術というのは我々には理解できないものがあるのです。

（FMちゃおとActilearnの癒着度凄いなぁ…勝手に近づいてるだけやけど）

ZOOMインタビュー中の様子。水色が佐々木翔子さん　ピンク色が玉井祐衣さん。インタビュアー：梨田いづみ

　YouTubeはあくまでリポーターの練習として始めたもので、今後はテレビのリポーターなどの仕事に挑戦したいと話します。また、お２人とも関西圏を中心としたラジオ番組に出演されていますが、「しょこたま」としてペアで活動する仕事はまだまだ少ないといい、2人ペアで行う仕事もしてみたいのだそうです。

　また、玉井さんは演劇を中心に学ぶ専門学校を卒業されているということもあって、芝居への意欲も忘れてはいません。

　マルチに活躍できる人材を目指して活動されているお二人のこれからに期待が持てますね。

インタビューは社会情勢を鑑みオンラインツールZOOMを利用して行いました。

YouTubeチャンネル：しょこたま京都ぶらり旅